DAY5 REPORT:2025 BILLABONG TAHARA PRO

Billabong TAHARA PROはDAY5。

小雨が降り、やや強めに東寄りの風が吹きコンディションはやや乱れ、ウネリは昨日の後半よりやや弱まりコシ〜ハラくらいサイズとなっている。

ファーストコールが5:45にあり、6時にメンズのラウンドオブ64のヒート15からスタート。

ヒート16には現在オーストラリアでランキング7位、CSランキングでも15位のHuxtable,Xavierがクレジット。矢作紋乃丞、山中海輝と新井洋人の4名。Xavierは1本目に5.17を出してヒートを動かすと、新井は3本目に5.27を出し、Xavierはその後思うようなライディングができず、6本目に4.10を出すが、新井が5本目に4.33を出してトップに。そして、山中が4.27を持っていて、7本目にバックサイドで5.03をマークしXavierを抑えて2位へ。その後もXavierはライディグを重ねるが、ポイントは伸びずヒート終了。新井が1位、2位に山中が入り、下剋上となった。

続いてメンズのラウンドオブ32へ。

ヒート2はOcchilupo,Jay(AUS)、Bryce,Xavier(AUS)、岡村晃輔と仲村拓久未の4名。ゆっくりスタートのヒートで、スコアもロースコアが続き5分経過。中盤になりヒートは動き始め、Xavierが1本目に4.17を出しさらに2本目に6.33をマークしトップへ。岡村と仲村がロースコアながら2、3位となり、Jayはやや苦戦だがエアーを見せてジャンプアップを狙っているようだ。そして、次々ライディングし4.67と4.73をマークし2位へジャンプアップ。岡村と仲村は逆転できずそのままヒート終了。1位Xavierで2位はOcchilupoとなった。

ヒート5には現在ボンソイ・アジア・スーパーシリーズランキングトップのAgus,Ketut(INA)がクレジット。Tancred,Caleb(AUS)、Vincent,Winter(AUS)と渡邉壱孔がクレジット。Calebは1本目に3.33を出してまずヒートを動かす。渡邉は積極的にライディングをするが、序盤はロースコアが続く。Winterは1本目に3.40を出して追いかけると、渡邉も3.50を出して1位に出ると、Ketutがダブルアップする波を上手く乗り5.00をマークし、2本目に4.57のバックアップを作り1位へジャンプアップ。Calebが3本目に4.00を出して2位へ。結果、1位はKetutで、2位はTancredとなった。

ラウンドオブ32の最終ヒート8。佐藤 利希とBainTim、Lennix Smith(AUS)と新井洋人の4名。ヒートはBainがリードし、佐藤がヒート5分経過くらいで1位に上がる。点数がほぼ同じで細かく順位が変動する。終盤に佐藤が6.17を出してトップに躍り出てラウンドアップを決めた。2位には2本を無難にまとめたSmithとなった。

続いてウィメンズのラウンドオブ16に進む。ヒート1には松岡亜音がクレジット。鈴木莉珠、Dos Santos Anneと松野杏莉の4ヒート。松岡は1本目に5.00を出してスタートダッシュ。鈴木と松野も4点台を出して追いかけるが、松岡はラストウェイブで5.10を出しイエロージャージの貫禄を見せつけた。

そして、メンズのラウンドオブ16へ進む。

ヒート2にはReginato,Alister、Kobi,Clements,小林桂とJay Occhilupo,Jayの4名ヒート。Regunatoと小林が5点台と4点台のライディングをしてヒートを引っ張り、Occhilupoも後半に5.57を出して追い詰めるが1歩及ばず3位でヒート終了。1位はReginatoとなった。

ヒート3にはイエロージャージのAgus,Ketutがクレジットされ、鈴木仁、大音凛太とLennix Smithの4名ヒート。前半でAgus,Ketutは4.77と4.00をマークし2位となり、大音は5.17と4.33を出してトップへ。鈴木とSmithは物足りないロースコアが続く。Smithは後半に4.97と5.40を連続して出してトップに出てヒート終了。2位には大音が入り、イエロージャージのKetutがなんとここで敗退となった。

そして、ウィメンズのQFへ進む。ヒート1には松岡亜音がクレジットされ、Paige Hareb(AUS)のマンオンマン。ここでも松岡が安定したライディングで勝ち上がった。

ヒート2では鈴木莉珠がIsla Huppatz(AUS)を破りラウンドアップ。

ヒート3ではKeira Buckpitt(AUS)が池田未来を破り、ヒート4は中塩佳那と野中みなみの日本人対決となったが、中塩がラウンドアップ。

KEIRA BUCKPITT

日本勢は松岡、鈴木と中塩の3人がセミファイナルへと駒を進め、1人は必ずファイナルへ進む結果となった。

続いて、メンズのQFへ。

ヒート1は小林桂とTaj Stokes(AUS)のマンオンマン。開始早々小林は3本の波に一気に乗るがポイントは伸びずロースコアが多く、Tajは3.50をマーク。小林は4.17を出してやや有利になる。するとTajが5.33を出して逆転すると、小林も5.57を出して再逆転。さらにTajが6.00を出してトップにかえりシーソーゲームとなる。小林は最後まで粘るが逆転の波は来ず、Tajがセミファイナルへ駒を進めた。

メンズのQFが終わり本日のスケジュール終了となった。

明日はいよいよファイナルデー。誰が優勝をするのか?!

また、本日はステージイベントとして、地元のフラダンスチームの発表があったり、忍者パフォーマンスがあったりして誰もが楽しめる日になった。



そして、午後にWSL CT選手の五十嵐カノアが来場し、スペシャルゲストのOCCYとともにエキジビジョンサーフィンやサイン会、CHORI様によるビーチクリーンなどが開催され、終日多くの人で賑わった。


上部へスクロール